ネパールスタディツアーに同行して

今回私はネパールのスタディーツアーに同行し、女性の人権や今もなお残るカースト差別について学び、またネパールスタディーツアーの大きな目的でもある来年度研修生選考会議にも出席させていただきました。ネパールの首都カトマンズに到着後、FEDO(Feminist Dalit Organization)に訪問しました。FEDOは主にダリットの女性に対する支援を行っています。そこでは、ネパールのカースト制度、ダリットの差別の現状などを知りました。またその後、村の女性グループたちのお話を聞いていると差別が根深く残っていることが分かりました。ネパールにカーストがあることは今年の研修生スシラさんに教えてもらっていたので知っていましたが、今現在でも差別が残っているとは知りませんでした。ダリットの人たちは水くみも後回しにされる現実があると何人もの人がおっしゃっていました。ダリットの人たちに対して未だに差別があることは大きな問題であるが、その差別をなくすこともまた難しいのだろうと感じました。

FEDOのパンフレット

ネパール到着後二日目に訪れたピンタリ村では、たまたま行われていた結婚式を拝見しました。日本とは違いカラフルな衣装や会場が印象的でした。みんな楽しく踊り、夜遅くまで大きな音楽でダンスし、結婚式を楽しんでいました。また私達は最終日にカトマンズの観光地である、パシュパティナートへ行き火葬するところを見ました。ネパールの冠婚葬祭を見れたことは自分の中ですごく貴重な経験だと思います。

ピンタリ村の結婚式

スシラさんの村の女性グループHaravaraとの交流も印象に残っています。Haravaraの活動内容を聞くと、ミーティングを頻繁に行い活発に活動しているそうです。みなさんの温かさをしみじみと感じました。

Harabaraグループ

私がネパールで衝撃を受けたのは女性の避妊方法です。私達は初代研修生が建てて、2014年、2016年度の研修生ウルミラさんとランマヤさんが助産師として働いているSSSクリニックで数日宿泊しました。クリニックでお話を聞かせていただき、日本とはかなりかけ離れていると驚きました。日本では男性が避妊することが当たり前ですが、ネパールでは男性が避妊しないため、女性が妊娠しない体を作るために治療する場合が多いそうです。私はそこに男尊女卑を感じました。避妊治療はは子宮を傷つけることはないとおっしゃっていたので子宮には安全なものの、スシラさんに聞くと、尿をするときなどは痛みを感じると言っていました。他にも女性ホルモンを調整したり、注射や妊娠できない体にする手術など、女性の体に負担がかかるものばかりでした。私は日本で男女差別を感じることがない人間なので、ネパールでの男尊女卑の現状に驚きました。

SSSクリニック、ランマヤさんの結婚パーティー

ネパールツアーの目的である来年度の研修生選考会議では、7人もの候補者が集まりました。去年よりも人数が多く、会議は長引きました。私はPHDがどれだけ多くの人から支えられて、帰国後村のために頑張る人がどれだけ必要としているのかを知りました。無事来年の研修生が決まったので4月に日本で会えることが楽しみです。

来年度研修生選考会

ネパールで一番幸せだったことは去年の研修生サビナさんに会えたことです。ネパールツアー初日から最終日まで私たちのために全て動いてくれていました。一番感じたのはサビナさんの優しさです。振り返りの時に流した涙を忘れることはないでしょう。サビナさんには感謝の気持ちでいっぱいです。雨が多いネパールでは地盤が緩かったため研修生の家に訪問する際に転んだり、体調が悪いときもありましたが、参加メンバーで助け合い、たくさんサポートしていただきつらいときも乗り越える事ができました。今回ネパールツアーに参加させていただき、多くの学びを深めました。この経験をこれからの私自身の活動に繋げていきたいです。ありがとうございました。

国内研修生 山本 仁美

 

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