2019年度37期PHD研修生来日報告会

左からプットリさん(インドネシア、ゼンモーエーさん(ミャンマー)、スシラさん(ネパール)

国内研修生の山本仁美です。6月1日の土曜日、神戸市青少年会館にて海外研修生の来日報告会を行いました。
ホストファミリーのお母さんや、研修生に日本語を教えてくださっている方をはじめ、日頃お世話になっている方々総勢44名が会場に足を運んでくださいました。

<第37期研修生>
プットリ ダリアさん (インドネシア/22歳)
 研修テーマ:洋裁、保健衛生

インドネシアの歌を披露するプットリさん
プットリさんは、インドネシアで2年間縫製の工場で働いていました。そこでは縫うという同じ作業だけを担当し続けていました。PHD研修生として服作りの全ての工程を学ぶため、洋裁の研修をします。ゆくゆくは女性たちが村から出て行かずに働ける場所を、洋裁を通して提供したいそうです。また、プットリさんの村では虫歯が多く、口腔衛生も彼女は学びたいと考えています。

スシラ・バゼル・サルキさん (ネパール/22歳)
 研修テーマ:農業、保健衛生、女性の人権

楽し気に、日本での研修の抱負を語るスシラさん
スシラさんはネパール・カースト制度において、最下層に位置づけられる被差別階層のダリット出身ですが、幸い差別は受けた経験はないということです。しかし、村のダリットの女性の社会的地位は低く、彼女たちへのエンパワーメントと、農業を学ぶため来日しました。

ゼンモーエー(ゼンゼンさん) (ミャンマー/24歳)
 研修テーマ:教育、保健衛生

ミャンマーの踊りを披露するゼンモーエーさん
ゼンゼンさんはミャンマーで僧院が経営する小学校で英語の教師をしています。厳しい家庭の経済状況を援助してくれたお坊様に恩を返すため、小学校をより良くしたいと思い、教育のことを学びに来日しました。

三人とも日本で学んだ後、母国で村の人々に日本で学んだことを伝えたいと強く思っています。

来日報告会では、研修生が自分の村の紹介をしました。また、ホストファミリーのお母さん方や研修生に日本語を教えてくださっている方々は、研修生の家での様子や勉強中の元気さなどを話してくれました。最後に研修生から感謝の気持ちを込めて、伝統の歌やダンスを披露して会場が大いに盛り上がりました。また、報告会が終わった後は足を運んでくださった皆様が研修生と楽しく会話しており、笑顔と笑い声が響き渡っていました。

研修生たちは日本語勉強も終わり、6月からそれぞれ農業、洋裁、教育の研修が本格的に始まります。これからも国内研修生として、海外研修生のサポートをし、共に成長していきたいと思っています。
ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。

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