海外研修生一覧

ルビー
ネパール / 宗教:ヒンドゥー教
研修テーマ:IT, 柔道, 洋裁, 障がい者福祉
PHD協会の新しい挑戦として、聴覚障害のある研修生の受け入れを開始しました。初の研修生として選ばれたのはネパールの古都バクタプル出身のルビーさん。ルビーさんは生まれてすぐ聴覚に障害があることが判明。地元の小学校では適切な教育を受けることはできず、小さい頃のことはよく覚えていないそうです。転機は14歳の時、首都カトマンズのろう学校に転校し、手話を学んで世界が広がりました。高校時代には柔道部を立ち上げ、初代キャプテンを務めるなどリーダーシップを発揮しました。将来の夢は「たくさんあります」と語るルビーさん。「ネパールの聴覚障害者は仕事の機会が限られています。だから自立できるように日本で学んだ洋裁の技術を女性たちに教えたいです。そして自分のお店を持ちたいです。」他にも柔道を広めて聴覚障害のある女性が性的な被害を受けないようにしたいなど、夢と希望に満ちた未来を描いています。


ピューピュー
ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 教育, 料理
PHD協会では「教育の力で明るい未来を」を掲げ、平和な社会をつくるために子どもたちの教育に関わる人たちをPeace研修生として招聘しています。その3人目となるのが、マンダレーの僧院学校で働くピューピューさんです。ピューピューさんの僧院学校は現在生徒数が853名。ミャンマーでは貧困世帯の教育を僧院学校が支えてきた歴史があります。ピューピューさんは英語とビルマ語を教えつつ、24人の先生たちをまとめる役割も担うリーダー的存在です。「優れた教師になれるよう努力します」と日本での意気込みを語るピューピューさん。教育を通じて、子どもたちには「国と両親に名誉や誇りをもたらすことができる人になってほしい」と願っています。


ミーミー
宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 教育
ミーミーさんはミャンマー中部にあるマグウェ地方域で生まれました。ドライゾーンといわれる乾燥地で、農業をするにも厳しい環境と言われています。ミーミーさんは14歳の頃から貧困を理由に僧院学校で生活しています。孤児院ではお坊さんのおかげで教育を受け、大学にも通うことができました。お坊さんに恩返しをしたいという想いで、孤児院で子どもたちのお世話をしています。また3年前からは僧院学校で教師として小学1年生約20人にビルマ語や算数を教えたりしています。孤児院には現在、3歳から18歳までの孤児や貧困家庭の子ども約400名が暮らしています。ミーミーさんは日本で教育や栄養について学び、今後も未来のために僧院学校で教育を支えます。

チャチャ
インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:協同組合, 農業, 食品加工
西スマトラ州ソロ郡タベ村から9人目の研修生。チャチャさんはタベ村のモスクの近くで生まれ、青年団の一員として村の清掃活動や魚の養殖池を作るなど、積極的に活動してきました。それらの活動が地域の人たちから高く評価され、今回研修生として選ばれました。帰国後はタベ村の協同組合の職員として活動する予定です。地域にはサトウキビをはじめ特産品があるので、日本で農産加工の技術を学んで持ち帰りたいと考えています。将来の夢は協同組合の職員として「道の駅」のような地域に開かれた場所をつくり、地域を活性化させることです。