2019年度37期生一覧

2019年度37期生

ゼンモーエー(ゼンゼン)

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 教育

マンダレー地方域トートゥイン村から初めての研修生。8人兄弟の7番目。僧院小学校の英語教員をしている。父を早くに無くし、家庭の経済状況が厳しく、苦学して大学を卒業。奨学金給付で助けてくれたのは僧院小学校のご住職サンダワラ氏。その「恩義に報いるためにも小学校を良くしたい」と来日。

帰国後は僧院小学校の教員に復帰したが、コロナ禍で学校は閉鎖。自宅で子どもたちを集めてビルマ語や英語、歯磨きを指導。日本で学んだ指導法の実践に励んでいる。

2019年度37期生

スシラ・バゼル・サルキ

ネパール / 宗教:ヒンズー教
研修テーマ:保健衛生, 女性の人権, 有機農業

ジトゥルポカリ村から2人目の研修生。5年前にジトゥルポカリ村に嫁いできて、4歳の息子を残しての来日。ハラバラ(女性グループ)に所属し、ソーシャルワーカーとして女性の収入向上などに従事。夫がカトマンズで果物を販売していることから「果樹園をやりたい」という夢を持つ。2018年度の研修生サビナさんとともにハラバラを通じて女性の社会進出や識字率の向上など、女性のエンパワーメントに取り組みたいと来日。

帰国後は、米、野菜作りに加え、果物栽培にも挑戦。また、サビナさんと一緒にハラバラの活動を支えている。コロナ禍のダリット緊急支援活動にも献身的に取り組んでいる。

2019年度37期生

プットリ ダリア

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:保健衛生, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡タラタジャラン村から5人目の研修生。4人兄弟の2番目。高校卒業後、高原都市ブキティンギの縫製の工場で2年働いたが、同じ工程だけを担当していた。「服飾の全工程を研修し、村で起業し、女性に仕事を提供したい」と考えている。また、村では必要な保健衛生や環境、ごみの捨て方などの知識が足りていないことから「将来はカデール(住民福祉ボランティア) になり、地域に知識を普及させたい」と保健衛生の研修も希望。

帰国後は、洋裁の仕事をしながら、母子保健プログラムで村の家族計画問題に取り組んでいる。2021年結婚。