ルビー
PHD協会の新しい挑戦として、聴覚障害のある研修生の受け入れを開始しました。初の研修生として選ばれたのはネパールの古都バクタプル出身のルビーさん。ルビーさんは生まれてすぐ聴覚に障害があることが判明。地元の小学校では適切な教育を受けることはできず、小さい頃のことはよく覚えていないそうです。転機は14歳の時、首都カトマンズのろう学校に転校し、手話を学んで世界が広がりました。高校時代には柔道部を立ち上げ、初代キャプテンを務めるなどリーダーシップを発揮しました。将来の夢は「たくさんあります」と語るルビーさん。「ネパールの聴覚障害者は仕事の機会が限られています。だから自立できるように日本で学んだ洋裁の技術を女性たちに教えたいです。そして自分のお店を持ちたいです。」他にも柔道を広めて聴覚障害のある女性が性的な被害を受けないようにしたいなど、夢と希望に満ちた未来を描いています。