過去の海外研修生一覧

2007年度25期生

ティダ

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 口腔衛生

マンダレー地方域タダインシェ村から8人目の研修生。1993年度研修生のムームーさんが勤める村の保育園で働いている。高校卒業後は村の学校のボランティア先生や保健衛生の普及をする活動にも従事。「学校にいけない子どもたちのお世話や、健康について十分に知識がない村人の役に立ちたい」と来日。

帰国後、引き続きYMCAの保育園に勤務。感染症予防のためにコップやタオルを購入し、ゴミ箱を設置するなど、日本で学んだことを実践。現在は園長先生となり地域の子どもたちを支えている。また村の女性たちの保健グループでは血圧を測り、運動のアドバイス、栄養やマラリアについての啓発活動も行う。また、2010年にできたYMCA保健センターでは、マラリア予防、安全な飲料水の普及などの活動にも取り組む。

2006年度24期ポーディーヤ
2006年度24期生

ポーディーヤ

タイ / 宗教:キリスト教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 洋裁

チェンマイ県ガラヤニワッタナー郡ノンジェットノイ村(ムシキー)出身。1989年に発足した村の女性による手織り布グループの推薦を受けて来日。グループ発足初期からのメンバー。布の加工技術やデザイン、グループ運営等を学び自分たちの織る布を幅広く活用したいと来日。

帰国後、ミシンを購入。手織り布グループ「チョディ」の集会小屋に置き、メンバーにミシンの使い方を教える。ミシンを使えるメンバーが増え、ポーチやカバンなどの加工品の製作・販売ができるようになった。布を織ることに加え、近年は家族とともに有機農業に励んでおり、葉物野菜、カボチャ、豆などを育てている。

2006年度24期スースーテイン
2006年度24期生

スースーテイン(スス)

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 口腔衛生, 教育

マンダレー地方域タダインシェ村から7人目の研修生。村では、十分な教育が受けられない子どもたちのために、ボランティアで学校の先生をしていました。日本の教育現場を体験し、村の学校教育に活かしたいと来日。

帰国後、学校教員に復帰し、手洗いや虫歯予防の啓発活動を行う。ティダさん(2007年度)と一緒に村の保健衛生活動に取り組む。また、ティダさんとグループ「シンプルライフ」を作り、天然成分のシャンプー作りや安い輸入のお菓子ではなく伝統的なお菓子を推進する活動を始めた。現在は僧院学校(2019年度研修生のゼンゼンさんも勤務)で中学生に数学と理科を中心として教えている。

2006年度24期スリヤ・プットラ
2006年度24期生

スリヤ・プットラ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 協同組合, 有機農業, 畜産, 養鶏

西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から2人目の研修生。好奇心旺盛で村の人気者。牛の飼育を中心に農業全般と組合などについて学びたいと来日。

帰国後は牛の飼育に取り組み、エサは草やバナナの茎、ボカシを使って自分で作っていた。米、唐辛子、サトウキビを作り、淡水魚の養殖などにも取り組む。2008年に大腸がんが見つかり手術。淡水魚の養殖に取り組みながら静養していたが、2009年11月に逝去。

マスラル
2005年度23期生

マスラル・アリゾン

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

西スマトラ州ソロ郡タラタジャラン村から2人目の研修生。村では米、唐辛子、玉ねぎを作り、牛と鶏を飼育。LESTARIという農業グループのメンバー。肥料づくりを中心に、稲作、野菜栽培、牛、鶏、淡水魚についても学びたいと来日。

帰国後は農業、養鶏、店などをする。村のために、政府から資金を得て道路や灌漑整備などに取り組む。現在は村のリーダー的存在であり、村の幼稚園、協同組合、農業グループで活動し、新しいモスク建設に力を注いでいる。

2005年度23期タウンティンテー
2005年度23期生

タウンティンテー(テー)

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 果樹, 畜産, 酪農, 養鶏

マンダレー地方域タダインシェ村から6人目の研修生。村では米、ウリ、ナス、唐辛子などの野菜、スモモやマンゴーなどの果物を栽培し、牛も飼っている。また、タダインシェ村の元研修生たちと一緒に子どもたちへの奨学金支援、米銀行などの活動をしている。米、野菜、果樹、養鶏に加え、住民組織の活動や運営について学びたいと来日。

帰国後は、米、ゴマ、菊の花を栽培。魚と黒糖を発酵させてアミノ酸を、鶏卵の殻からはリンを取って肥料として使う。他にも疎植、土着菌、天恵緑汁などを実践。疎植は村の人たちにも受け入れられた。融資(マイクロクレジット)グループも継続。近年はマンゴー輸出の仕事が忙しい。

2005年度23期ロナルド・ザモラ・モラレス
2005年度23期生

ロナルド・ザモラ・モラレス

フィリピン / 宗教:キリスト教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 畜産, 食品加工, 養鶏

ヌエバエシーハ州ガバルドン町マリナオ村出身。ガバルドンから5人目の研修生。主に米と玉ねぎを栽培。地域の生活改善を行っているGBPという住民グループで活動してきた。有機農業と大豆の加工などを学びたいと来日。

帰国後も、農業のかたわら住民組織での活動に参加し、有機農業の推進に携わる。家族を養うために、村を離れケソン農業学校で約8年間教鞭をとる。現在は村に戻り、母校でもあるヌエバエシーハ科学技術大学の教員をしている。また、2019年に農業者のグループを作り、持続可能な農業、環境、健康、生活、教育、販売に焦点を当てたプログラムを実施している。ロナルドさんは特に有機米の栽培や有機農業の研修に携わっている。

アフリタ
2004年度22期生

アフリタ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 栄養, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から初めての研修生。保健衛生や栄養、保育などに関する基本的な知識や技術を学ぶ機会もほとんどなく、乳幼児の死亡率が高く、村人の多くに虫歯があることも大きな問題となっている。近隣の村の元研修生たちと協力して地域の生活改善に取り組みたいと来日。

帰国後は、ミシンを購入し洋裁を始める。タベ村の保育園を2年間手伝い、2007年カユジャングイ村に保育園を建設。費用は政府からの支援と村人からも集めた。保育園では読み書き、絵描きに加えて歯磨きも教える。また母子保健プログラムや婦人会では他の元研修生たちと協働。2010年にはソロ郡から支援を受け、村人たちと共に水道整備とトイレ設置に取り組む。2006年からは牛の肥育を始め、肥育で得た収入は古くなった家の建て替えや家族の将来を考えて貯蓄してきた。今後はカユジャングイ村に初の小学校を設立したいという思いがある。現在も村の幼稚園で教えている。

2004年度22期生

ゾーウィン

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:

マンダレー地方域イェボ村から3人目の研修生。米、豆類、ゴマ、バナナ、マンゴーなどを栽培し、牛、鶏も飼っている。高価な農薬や化学肥料に頼らなくても良質の農産物を作れるように有機農業を学びたいと来日。

帰国後は、疎植や自然農薬に取り組む。レモン、マンゴー、パパイヤ、バナナなどを栽培。マンゴーは苗を育てて販売も行う。また、伝統音楽の楽団の一員で笛を担当。お寺への寄進など、村の活動にも熱心。2児の父。

2004年度22期ハイディ・マルセロ・マリアーノ
2004年度22期生

ハイディ・マルセロ・マリアーノ

フィリピン / 宗教:キリスト教
研修テーマ:

ヌエバエシーハ州ガバルドン町バゴンシカット村出身。ガバルドン町から4人目の研修生。米と玉ねぎの単一栽培で農薬や化学肥料を多用するようになり、環境や土壌の悪化が深刻。ガバルドン町内にいる他のもの研修生たちと協力して生活改善を進めるため、有機農業、養鶏などの技術や農産物加工、協同組合の運営と保健衛生を学びたいと来日。

帰国後も来日前から関わっていたSAFRUDI(NGO)が支援する村の住民組織で、栄養、保健、有機農業、手工芸品生産、小規模融資などの活動に参加。また、日本で学んだ有機農業や食品加工や保健衛生などを住民に伝える。2008年からは同団体のヌエバエシーハ州担当スタッフとして活動を続けている。