過去の海外研修生一覧

プレム
2013年度31期生

プレム・ドジュ・ラマ

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 養鶏

カブレパランチョーク郡ロシ地区ピンタリ村から最初の研修生。主に米、とうもろこし、玉ねぎ、にんにく、豆などを栽培し、家畜は水牛、ヤギ、鶏などを飼育。地域の活動に熱心で、農業組合、道路整備、自然保護、小規模水力発電などのグループで活動をする。「若者が都市や海外に出て行ってしまう現状をなんとか変えたい」と来日。

帰国後は、村で有機農業を精力的に実践。「農業のプレム」と呼ばれるほど。農業協同組合の一員として、村人たちに農業を教える。米、トウモロコシ、ニンニク、ジャガイモ、玉ねぎなどを栽培しており、ビニールハウスでのトマト栽培も始めた。

モーママ
2013年度31期生

モーママ

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 健康, 協同組合, 教育, 有機農業, 栄養

マンダレー地方域タダインシェ村から9人目の研修生。家族は農業をしており、米、マンゴー、菊、野菜を栽培。2009年からマンダレーYMCAでボランティア活動に従事し、マラリア予防や家族計画、人身売買などに関する啓発活動にも熱心に取り組んできた。同村の元研修生たちと一緒にシンプルライフというグループ(天然成分のシャンプー作りや安い輸入品ではなく伝統的なお菓子を推進)でも活動。「保健衛生や教育を中心に学び、村のみんなに伝えたい」と来日。

帰国後は、これまでの活動に加え、図書館づくり、ゴミの分別収集などにもエネルギッシュに取り組む。近年は、スラムや孤児院の支援にも関わり、活動地は村から地域へと広がった。薬科大学の事務局に勤務し、帰宅後は村の子どもたちにビルマ語や算数を教えている。今後は村の教育や保健衛生分野での地域活動や、PHDミャンマーの組織力強化などを目標に頑張っていきたいと考えている。

ダリスマン
2013年度31期生

ダリスマン

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 養鶏

西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から3人目の研修生。主に農業をしており、米、サトウキビ、唐辛子、シナモン、ナスなどを栽培する。牛1頭を飼育。ゴトンロヨン(相互扶助)で道を作るなど、地域活動にも積極的。「安心安全な食べ物づくりを中心に勉強したい」と来日。

帰国後は、日本で学んだアミノ酸仕込み(魚の内臓や骨を黒砂糖につける)や唐辛子、たまねぎ、さとうきびの栽培、牛の肥育に取り組む。村で農業グループを作り、生産物を近郊の町の農作物販売者に売る。2017年に結婚、1児の父。現在は玉ねぎの他、稲作にも取り組んでいる。

ランマヤ
2012年度30期生

ランマヤ・タマン

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 有機農業, 栄養

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村出身。父、母、弟と農業をしており、米、トウモロコシ、稗、ゴマ、落花生、大豆、ジャガイモなどを栽培。「有機農業や保健衛生を学び、村の人たちの病気をどのように減らせるか勉強したい」と来日。

帰国後は、学校に通い助産師の資格を取得。ネパール大地震後、SSS(第1期研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO)で助産師として被災地域を中心に活動。近隣の村の女性グループを巡回し家族計画、HIV予防、栄養管理などを教えている。2019年に結婚、一児の母。

アチャンマ
2012年度30期生

アチャンマ・ラマ

ネパール
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村出身。他の研修生よりも生活状況が厳しい中、苦労して学校に通いながら農業を手伝う。主にトウモロコシ、小麦、唐辛子、トマト、たまねぎを栽培し、水牛、ヤギ、鶏を飼育。有機農業と協同組合の運営について学びたいと来日。

帰国後は農業をしながら12年生を無事修了。大学進学を希望していたが断念し、カトマンズにある日本語学校で日本語を教える。その後、韓国へ出稼ぎに。現在は、村に戻り結婚、一児の父。

2012年度30期アドリザル(デリ)
2012年度30期生

アドリザル(デリ)

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 養鶏

西スマトラ州ソロ郡タラタダマ村から2人目の研修生。家族は母と兄弟5人で、長男として家族を支えてきた。農業を営み、米、唐辛子、バナナ、カルダモン、玉ねぎなどを栽培。鶏も数羽飼育。村では農業グループのリーダーも務め、トイレや飲料水にも関心があり、日本で学んだことをグループのメンバーに伝え、村を良くしていきたいと来日。

帰国後は、稲作、野菜作りをしながら、牛舎づくりに取り組む。現在はジャカルタ近郊のボゴールで就業中。

パッサン
2011年度29期生

パッサン・ラマ

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 有機農業

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村から、ビショさん(2009年度)、ミンクマリさん(2010年度)に続く3人目の研修生。ガハテ村には嫁いできました。夫の家族と一緒に鶏、ヤギを飼い、とうもろこし、野菜、果物を作っていた。村では健康のこと、農業のことについて知る機会が少ないので、日本で学び、村の人たちに伝えたいと来日。

帰国後は、家族の農業や家畜の世話を手伝う。2015年の大地震で被災したが、緊急救援及び復興支援活動では元研修生と共に日本とネパールを結ぶパイプ役として活躍。また、村の小学校では先生をし、女性グループではリーダーとして活動。現在は愛媛県で介護福祉士として働く。。

ラメシュ
2011年度29期生

ラメシュ・カジ・シュレスタ

ネパール
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ヒングワパティ出身。家族で田畑を耕し、家では200羽の鶏を飼う。村では保健衛生の知識が十分にないこと、農業において農薬を多用すること、差別を受けている人々の存在が気になっていた。農業を軸に村の生活を良くしていくための研修を日本で受け、村の課題に取り組んでいきたいと来日。

帰国後は、養鶏に取り組み鶏舎を風通しが良くなるように改造。鳥インフルエンザで鶏を処分したこともあったが、引き続き養鶏を営む。一時期海外へ出稼ぎに行っていたが帰国。震災後、SSS(第1期研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO)のフィールドスタッフとして働く。同時にシンドゥパルチョーク郡における水プロジェクトのコーディネータにも従事。現在は養鶏に取り組む。

エリザ
2011年度29期生

エリザ・フィトリ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 栄養, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡タラタジャラン村から3人目の研修生。中学卒業後は家事と家の農業を手伝っていた。また、農業のグループに入っており、村のイスラム寺院の手伝いもしている。村では教育が十分ではなく、保健衛生のことやグループで課題に取り組むことの大切さがまだ理解されていないので、多くのことを日本で学び、農業グループを通じて村の人に伝えたいと来日。

帰国後は、村の幼稚園で子どもたちに健康と栄養のことを教える。また、ミシンを購入し洋裁にも取り組んだ。月1回の母子保健プログラムではカデール(保健ボランティア)として活動。2013年に結婚。妊娠、出産に伴い休んでいた保育園には2015年に復帰し現在も継続。家では唐辛子、サトウキビ、玉ねぎ、米を作っている。2019年からは小さなお菓子や小分けにした日用品を地域の子供達やお母さんに提供する屋台を始めた。

2010年度28期生

ウルミラ

ネパール / 宗教:ヒンズー教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 助産, 協同組合, 口腔衛生, 栄養, 看護

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ジュディガオン村からの研修生。1982年の研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO「サマ・セワ・サムハ:SSS」が運営するクンタ村のクリニックで助産師として働く。村には病院はなく、簡単な治療や投薬、相談には彼女たち職員が応じている。「病院、健康福祉センターなどで人々が健康に暮らすための経験を積みたい」と来日。

帰国後も、SSSのクリニックで助産師を続けてており、24時間体制でお産に対応している。また、妊婦健診、母子健康ケア、家族計画、病気予防の啓発など活動は多岐にわたる。地域では虫歯予防や栄養向上の活動も実施。SSSのクリニックに勤めて約20年、地元の住民の信頼は厚い。地震の被害により、村ごと更に奥地へと引越したが、SSSでの仕事は継続している。