研修生受入事業

アジア・南太平洋地域から研修生を招いて村づくりを協力

研修生の招聘はPHD運動の根幹を成す事業です。アジア ・ 南太平洋の村の人々を研修生として日本に招き、 農業、 保健衛生、 地域組織化などの研修を行い、 帰国後もフォローアップを行うことを通じて、 草の根の人々による村づくりと生活向上に協力します。
2017年度はミャンマー、ネパール、インドネシアの3カ国から女性3人を研修生として招いています。各研修生は日本語研修を修了したのち、彼女たちが希望する分野を中心に日本各地で研修を受けます。

日本に暮らす人々にも学びを 国内研修生制度

PHD協会では海外から研修生を招聘する一方で、草の根レベルでの国際協力や地域開発の人材を育成するために、国内研修生(インターン)も受け入れています。国内研修生は海外研修生とともに学び、 足元から実践するための活動を学んでいます。


研修生の1年の流れ

2017年度 35 期研修

タンタンミェ

20歳 / ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 洋裁, 農業

シャン州から初めての招聘です。古都マンダレーから車で約 3 時間、コンゾン村の出身。村の人口は 240 人、 64 世帯。 家族は父、母、姉の 4 人。 父は退役軍人で、 国境での内戦で地雷を踏み義足生活。 94 年度の研修生トゥントゥンさんが設立した NGO 「ヤンキン」 が同地域で児童労働を無くすための啓発活動を地元の人たちと実施しており、 タンタンミェさんもユースグループのメンバーでした。 同地域では経済的な事情から学校を辞めて働かないといけない子どもが多く、 タンタンミェさんも両親を支えるために高校を中退し、 現在は農業の小作人として働いています。「できれば高校にも戻りたい。日本で洋裁や農業を勉強して、家族を支えたい」 と日本にやってきました。

ミスラ ・ マヤ ・ タマン

18歳 / ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:保健衛生, 幼児教育, 洋裁, 農業

首都カトマンズから南東にバスと徒歩で約 4 時間かかるタクレ村からカンチさんに続いての研修生です。 村の人口は 100 人、 500 世帯。 2015 年の大地震を経験。 その後、 現地 NGO 「SAGUN」 の復興のための住民参加型基礎調査に参加。 ムクさん、 カンチさんと一緒に苦労しながら村の人たちの声を集める役割を担い、周囲から高く評価されました。 その経験から「地域を良くしていくには関係性づくりが大事」と感じています。 家庭では7人兄妹の末っ子で厳しい父に育てられました。家は村の中心地から徒歩で約1.5 時間かかるため、地域の子ども達は学校や幼稚園に行くのが難しい状況なので、 日本で教育や保育を学び自分で教えたいと考えています。 カンチさんの影響が強く、 帰国後は地域での教育や復興を共に担いたいと意気込んでいます。

マリア シルヴィアナ デフィ

28歳 / インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:保健衛生, 協同組合, 教育, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡タベ村出身。 州都パダンからバスで 3 時間程内陸部に入った山村で、 人口 1,552 人、 380 世帯、 標高約 1,100 m に位置しています。 10 人兄弟の5 番目、 父は大工兼、 呪術師で家は小学校の 中に売店を経営。 デフィさんは日々家族の手伝いで忙しくしています。 大学でイスラムを勉強し、 現在は MIS タベ小学校の先生で一年生を担当。 元研修生達が 「イスラムの学校が欲しい」 と設立した小学校で、 15 年度の短期研修生二ニスさんが校長を務めています。 「日本の教育を全部学びたい」 と熱く語るデフィさん。 教師として子ども達の虫歯、 下痢が多いこと、ゴミ問題が気になっています。 帰国後は「健康で清潔な学校を作りたい」、 そして中長期的な視点で村を良くすることが目標です。

過去の研修生

2017年度 20 期国内研修

吉村 芙優


研修テーマ:研修担当

2017年度国内研修生の吉村芙優さん。大阪女学院大学の4回生で、2016年度の国内研修生加藤志歩さんの後輩です。大学では国際関係や国際法について研究しています。これらを学ぶ中で、今日の国際協力において重要な役割を担っているNGOの活動について、より近くで学びたいという思いから国内研修生に応募してくれました。また、吉村さんは2016年の夏にミャンマーのスタディツアーに参加したのですが、そこで加藤さんが帰国した元研修生たちと触れ合う姿から大きな刺激を受けたことも志望理由の一つだそうです。 現在は研修担当として研修生たちのサポートなどをしています。会うたびに日本語が上達する海外からの研修生たちと話すことが日々の楽しみとのこと。農業や保育、保健衛生については吉村さんにとっては初めての経験であり、研修生たちをサポートしつつ、共に学んでいます。

過去の研修生

これまでに招いた研修生は294人

研修生 151 人/ 短期研修生 76 人/ ゲスト 67 人
(うち国内研修生 26 人/ 短期国内研修生 2 人)
研修生 短期研修生 ゲスト
ネパール 25人 2人 4人
インドネシア 30人 3人 26人
ミャンマー 19人 2人
タイ 20人 6人 8人
フィリピン 12人 5人 9人
スリランカ 5人 1人
カンボジア 3人
パプア・ニューギニア 9人 1人 11人
韓国 56人 1人 7人
日本 26人 2人