研修生受入事業

アジア・南太平洋地域から研修生を招いて村づくりを協力

研修生の招聘はPHD運動の根幹を成す事業です。アジア ・ 南太平洋の村の人々を研修生として日本に招き、 農業、 保健衛生、 地域組織化などの研修を行い、 帰国後もフォローアップを行うことを通じて、 草の根の人々による村づくりと生活向上に協力します。
2019年度はミャンマー、ネパール、インドネシアの3カ国から女性3人を研修生として招いています。各研修生は日本語研修を修了したのち、彼女たちが希望する分野を中心に日本各地で研修を受けます。

日本に暮らす人々にも学びを 国内研修生制度

PHD協会では海外から研修生を招聘する一方で、草の根レベルでの国際協力や地域開発の人材を育成するために、国内研修生(インターン)も受け入れています。国内研修生は海外研修生とともに学び、 足元から実践するための活動を学んでいます。


研修生の1年の流れ

2019年度 37 期研修

ゼンモーエー(ゼンゼン)

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 教育

古都マンダレーから車で約1時間。トートゥイン村から初めての研修生です。ゼンゼンさんは8人兄弟の7人目。現在僧院小学校で英語の先生をしていますが、父を早くに無くしており、家庭の経済状況が厳しく、苦学して大学を卒業しました。奨学金給付で助けてくれたのは僧院小学校のご住職でもあるサンダワラ氏。その「恩義に報いるためにも小学校を良くしたい」と強い意志を持っています。具体的には空席となっている校長のポストに就き、学校のリーダーとして課題を解決していきたいと語っています。研修生に決まった後、日本語を熱心に勉強して来日するなど、強い意欲と意思、行動力を持った女性です。日本で教育以外にも村のための保健衛生について学びます。

スシラ・バゼル・サルキ

ネパール / 宗教:ヒンズー
研修テーマ:保健衛生, 女性の人権, 有機農業

昨年度のサビナさんと同じジトゥルポカリ村在住。5年前に嫁いできて、既に息子が4才。家族を残しての来日です。スシラさんはカースト制度の最下層であるダリット(不可触民) 出身、今なおいわれなき 差別を受けることがあります。来日前はハラバラというダリットで構成される女性グループに所属し、ソーシャルワーカーとして女性の収入向上などに従事していました。 研修テーマは有機農業、夫がカトマンズで果樹を販売していることもあり、「果樹園をやりたい」という夢を持っています。帰国後は既に帰国したサビナさんとともにハラバラを通じて女性の社会進出や識字率の向上など、女性のエンパワーメントに取り組みます。

プットリ ダリア

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:保健衛生, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡タラタジャラン村から5人目の研修生。州都パダンからバスで3時間程内陸部に入った山村で、人口約900人、約200世帯。熱帯ですが、標高約1,100mに位置しており、朝晩は肌寒い地域です。プットリさんは4人兄弟の2番目。高校卒業後、高原都市ブキティンギの縫製の工場で2年働きましたが、同じ工程だけを担当し続けたそうで、「服飾の全工程をやりたい。そして村で起業し、女性に仕事を提 供したい」と意気込んでいます。また、村では必要な保健衛生や環境、ごみの捨て方などの知識が足りていないことを憂いています。「将来はカデール(住民福祉ボランティア) になり、地域に知識を普及させたい」と語るなど、意欲的で快活な女性です。

過去の研修生

2019年度 22 期国内研修

過去の研修生

これまでに招いた研修生は317人

研修生 156 人/ 短期研修生 92 人/ ゲスト 69人
(うち国内研修生 28 人/ 短期国内研修生 4 人)
研修生 短期研修生 ゲスト
ネパール 26人 2人 6人
インドネシア 31人 6人 26人
ミャンマー 20人 1人 2人
タイ 20人 6人 8人
フィリピン 12人 5人 9人
スリランカ 5人 1人
カンボジア 3人
パプア・ニューギニア 9人 1人 11人
ソロモン諸島 1人
韓国 1人 66人 7人
日本 28人 4人