2014年度32期生一覧

2014年度32期生

ムク・マヤ・タマン

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:保健衛生, 女性の人権, 有機農業

カブレパランチョーク郡ロシ地区ピンタリ村から2人目の研修生。2児の母として家事をしながら農作業や家畜の世話もし、さらに仕立て屋として地域の女性や子どもたちの服を作っている。女性グループでも活動しており、女性の地位向上に取り組む。「女性グループの強化と幼児の栄養や子どもの健康、田畑の土を元気にする方法を勉強したい」と来日。

帰国後はピンタリ村の住民の生活改善のために尽力。2015年春のネパール大地震で自宅が半壊し、住居をピンタリ村のある山の麓に移す。自身も被災者として大変な苦労をしてきたが、ピンタリ村を含むロシ地区の開発を担う現地NGO「SAGUN」 のフィールドコーディネーターとして、今までに緊急支援、大工トレーニング、住民参加型調査、ヤギを通じた生計向上などの復興プロジェクトを運営してきた。現在もSAGUNのスタッフとして多方面で活躍中。

メラティ
2014年度32期生

メラティ・アフリダ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:保健衛生, 協同組合, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡タベ村から5人目の研修生。2児の母。村では母子保健プログラムでカデールと呼ばれるボランティアワーカを2005年から務め、母子保健、家族計画、高齢者保健などの活動をしてきた。「村の子どもや妊婦の健康や栄養状態を改善したい」と来日。

帰国後も、ポシアンドゥ(母子保健プログラム)でボランティア活動を継続。口腔衛生の普及に力を注ぐ。ミシンを購入し洋裁にも励みながら、夫の畑の作業も手伝い、米、玉ねぎ、唐辛子、サトウキビなどを栽培。牛の肥育にも取り組んでいる。

サントゥンウー
2014年度32期生

サントゥンウー(サントゥン)

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 教育, 有機農業, 養鶏

マンダレー地方域タダインシェ村出身から10人目の研修生。家族は農業を営み、米や野菜の他、仏事に用いる菊なども栽培。村ではお坊さんが運営する幼稚園と小学校で先生もしており、主に幼い子どもたちを担当する。「有機肥料と就学前教育について勉強したい」と来日。

帰国後は、堆肥作りや収穫後のゴマの茎を活用したマルチなど、有機農業を実践。また、お寺の学校の先生も継続。僧院学校の先生は辞めて農業に専念。菊やマンゴーを栽培し、所有する大型耕運機で近隣農家の田畑の耕運を請け負う。結婚し、1児の父。